ゆるゆるキャラクターの絵本
今度、2冊目の絵本を描かせていただくことになりました。
これから絵を描くぞ!というところです。来月中旬には絵を全部描き終わっているはず…。
1冊目を描いていたときにちょうど震災が起こったので、3年ぶりということになります。
順調に行けば秋頃発売の予定です。

作・絵とも一応私なのですが、ゼロから作ったものではなく、別の方が作られたキャラクターを絵本にしたものです。
そのキャラクターを私は知らなかったのですが、編集者の方に教えていただいて初めて見たとき「わ〜、なんだこれ〜!かわいい!」と、思わずパソコンのモニターに身を乗り出してしまうくらいキュンとして、またその存在に親近感を覚えました。のんびりしゃべったり遊んだりしていて、ちょっとシュールなところもあって、そのセリフの言い回しや行動も、他人事とは思えない世界でした。
とてもゆるくてほんわかとした、内容があるような無いようなことが繰り広げられているので、絵本もそんな内容になっています。

始め、編集者の方とどんな雰囲気の絵本にするかの打ち合わせのときに、「例えばこの絵本みたいな感じにしたらどうですか?」と持ってきてくれたのが、なんと私が自分の部屋の棚の上に飾って崇拝している憧れの絵本でした。うち以外で、それもまさか打ち合わせのときにそれが出てくるとは思わなかったので、とても驚き、自分が描いた本でもないのにちょっと照れくさくなって動揺しました。私がそれを好きだとわかっていてあえて持ってきてくれたのかもしれないのですが、確かにそんな感じにしたらいいかも!と納得でした。その絵本も内容があるような無いような、なのです。
と納得はしたものの、お話を考えるにあたって、その絵本ばかり見ていたら(普段からよくぱらぱら見ているけど)全然うまくいかず時間ばかり過ぎて行ったので、途中からそれは封印して本棚の奥底に隠し、考え直しました。
完全に子供向けではなくやや大人目線が入ったシュールな世界ではありますが、のんびりとしたあったかいお話になったと思います。
キャラクターの作者の方もラフをとても気に入ってくださり、その感激メールに感激し、思わずメールをプリントアウトしました。
とにかく、この絵本はキャラクターの作者の方…私より年下…かな?の女性、小さい女の子のママだそうです…あってこその絵本で、一人では絶対こういう内容の絵本は作れなかった!という絵本です。でも、とても私っぽい感じもします。
そして、これを私に声をかけてくださった編集者の方はすごいな!ぴったりだよ!と思いつつ、とても本当にありがたい。がんばらなくては。
お楽しみにしていてください!

2014/06/14 04:57 | Comments(0) | 絵本
耳の日
静岡で読み聞かせのボランティアグループをされている方からメールをいただきました。毎月第一土曜日に藤枝市の書店でおはなし会をされているそうなのですが、今月はちょうど3月3日の“耳の日”ということで、私が以前絵を描かせていただいた紙芝居『みみたとみみきち』を上演してくださったということです。
どうも、ありがとうございました!
かなり前からこの日は『みみたとみみきち』を読もうと決めていてくださったそうで、とてもうれしく、ありがたいです。紙芝居用の扉の付いた立派なケースに入れていただき、みみたとみみきちもいつもより立派に見えました。お客さんとして来ていた小さなお子さんが、登場するたろうくんをなでなでしてくれたそうです。私も聞きたかったな。
今新しい紙芝居を描かせてもらっているので、また上演してもらえるようにがんばります!

2012/03/08 00:53 | Comments(4) | 絵本
ワークショップ
workshop.jpg絵本作りのワークショップに行ってきました。参加者は1年生から5年生の15人。あっという間の3時間でした。

始めは下書き用紙を前に困っている子も多かったのですが徐々にそれぞれの世界が広がり、最終的にはみんな本番の紙に取りかかれました。

せっかく参加してくれているのだからなんとか形に残して持って帰ってもらいたいと思い動き回りました。でももっと一人一人のお話をじっくり見たかったなぁ。途中途中は見ていたけど、みんな終了ぎりぎりまで作っていたので最後は慌ただしく終わってしまいました。どういう状態で終わったのかを、細かい部分までゆっくり堪能したかったです。トノサマバッタとカマキリがケンカをする話、『なくなる』というタイトルで雪だるまが溶けてなくなる話、ドラキュラの話、うさぎのラビが魔法の本に入る話、ネコのルルが散歩に出て恋をする話、フクマルの話、テントウムシとコブタと花が友達になる話、キツネがスーパーで買い物する話、貧乏でパンくずしか食べ物がないネコが犬交番に泥棒に入って捕まる話…全員の写真を撮らせてもらえばよかったなぁ。あのお話たちが恋しい。でも、昨日は白かった紙の中に今は世界が存在しているのがうれしいです。たとえ他の人がおもしろいとは言わなかったとしても、自分はなんとなくコレ好きだな〜と思ってもらえたらうれしいです。

このワークショップはさかざきちはるさんの展覧会に関連して開かれたものでした。スイカのペンギンやカクカク・シカジカやチーバくんなど、シンプルで親しみの持てるキャラクターがたくさん!さかざきさんが小さい頃に作られた手作り絵本も展示されていて、楽しい展覧会でした。さかざきさん、参加してくださった方々、ギャラリーの皆様、楽しい時間をどうもありがとうございました!

2012/02/27 01:47 | Comments(2) | 絵本
下書き用紙と切り抜き素材
明日、市川市芳澤ガーデンギャラリーで小学生と一緒に絵本を作るワークショップに参加してきます。予約制なのですがあっという間にいっぱいになってしまったようです。絵やお話作りが好きな子は多いんだな。でももしかしたら、中には絵が苦手とか嫌いとか絵なんてつまらないと思っている方もいるかもしれない…と思って、一応貼って使ってくれてもいいような切り抜き素材を作りました。親戚の子達と遊ぶ気分で、気楽に行ってこようと思います。

2012/02/25 23:53 | Comments(0) | 絵本
北斎えほん
Eテレの『てれび絵本』でやっていた北斎えほんというのがおもしろかった。
言葉がなくて、北斎の絵の山が主人公。巨大な山が飛んだり潜ったりしながら何枚もの絵を渡り歩いていた。また観たいな。
maruihana.jpg

2012/02/24 09:23 | Comments(0) | 絵本
あとさき塾
あとさき塾の特別講座でささめやゆきさんの講演を聞きに行った。すごくよくて何度かじーんとした。自分が死んだあとに誰かがいいって言ってくれたらいいんじゃないかと思うとか、書店の絵本売り場は人気作家のダレソレのとかばっかりでオレの本があまりなくて悲しい気持ちになるから行かないとか、飾り気のない小さめの声で話していて、あんなにすごい人でもそういうことを思うんだと急に親しみが湧き大好きになった。共感したり教えられることばかりで、紙の中だけがオレにとっての真実、だから妥協したくないし、まあ紙の外のことは原発とか考えなければならないことはあるんだけどたいていのことはどちらでもよくて、というようなお話もそうそうと頷かずにはいられなかった。いいのか悪いのか私もそういうところがある。なぜ描くのか、何を求めて描くのかの話も興味深かった。でも死んだあとに誰かが、の話は、少なくとも自分が納得できるものができないとそういうことは思えないから、そういう意味では私はまだそう思えるものはできてないなと思う。でも最近いい感じで頭の中は動いている気がします。と言ってもあまりあてにならないけど。仕事は夏にフレーベル館の『キンダーブック』の童謡のページの絵を描かせてもらえることになって、今描いています。すごくうれしい。あと小学館の『おひさま』の夏に出る号で、絵を描かせてもらえることになりました。すごくうれしい。ありがたい。いろんな仕事、商売が世の中にはあるなあと思いました。
sasameyayukisan.jpg

2012/01/22 00:12 | Comments(0) | TrackBack() | 絵本
ポップのせい
ブロンズ新社とほるぷ出版の編集者の方の講演を聞きに行ってきました。恥ずかしながら、ほるぷ出版のことを、ずっと、ぽるぷ出版だと思い込んでいました。なんという初歩的な間違い。「ポップ」「ポプラ」「パルプ」・・・などの言葉のせい、としておこう。

それからここ数日、なぜか気持ちがざわざわがちゃがちゃしていたけど、部屋を大掃除したらリセットされました。捨てていいものがいろいろ残されていた。あ、『走ることについて語るときに僕の語ること』も読みました。平らにしたいときはこれを読みます。

近所で売られていたシロザリガニ。3cmくらいのちびすけでした。
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2011/11/20 00:10 | Comments(0) | TrackBack() | 絵本
静岡
c8892902.jpg先日、実家のある静岡へ帰り、SBSラジオに少しだけ出させていただきました。生放送でした。無言になってしまったらどうしようと直前まですごく緊張していたのですが、アナウンサーの方の自然体で明るい雰囲気に助けられ、楽しく話せました。話しながら(おお、すらすらしゃべってる!)と自分で自分にびっくりしてしまいました。アナウンサーの方が『プンとフォークン』を数ページ朗読してくださったのですが、とてもうまかったです。目の前でキャラクターが動き、私が見たことのない表情をしているようでした。聞いている間、私はプンくらいのサイズになっていたので他の食器が大きく見えました。ラジオを聞いていた弟も「すごくおもしろそうな話に聞こえたよ」と驚いていました。本当に感謝です!プロの仕事を見ました。
ラジオの後、高3のとき入院していた病院の近くを通ったので、懐かしくなり久しぶりに入ってみました。左足に悪性腫瘍ができて9ヶ月近く入院していました。今は9ヶ月なんて短く感じますがそのときは長くて、ここに住んでいたなという感覚です。髪は全部抜けてバンダナをしていました。あのときはそんなこと思えなかったけど、今思うとバンダナ無しの写真を撮っておけばよかったです。(と書いたら、そのときの私はつるつる頭のプンみたいだったかもと思えました。)
上の写真は谷島屋書店さんと花火です。
プンとフォークンの色が逆なのが、微笑ましくてすごくうれしかったです。
花火は戸棚の奥から出てきたもので従兄の子供としました。13年前の中国製ですが、ちゃんとできました。線香花火も大量に出てきて、最後は面倒くさくなりつつもやり切りました。

2011/08/18 02:55 | Comments(4) | TrackBack() | 絵本

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