『LUCKY IN THE SKY WITH DECEMBER』
福田利之さんのイラスト展に行きました。(吉祥寺にじ画廊で29日まで)
たくさんの絵、どれもこれも見入ってしまった。かわいいんだけど毒があったり、いろんな要素がぎゅうっと詰まってる。絵なんだけど、モノっていうかんじがする。重さがあって、手の中でほこほこ落ち着くかんじ。焼き芋を持っているみたい。それかなかなか起きない小さい兎を抱いてるみたい。すごい。憧れます。
fukudasan.jpg福田さんがチョコレートにライブ・ペインティング。アコーディオンの音色と合っていた。アコーディオンやってみたいなあ。完成したチョコの絵はサンタクロースとトナカイの絵で、撮ったんだけどなぜか保存されずに消えていました。
今日は朝から眩し過ぎる冬晴れ。12月の空にラッキー浮かんでないかな。

2009/12/19 11:01 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択
友達の出産話
butapot.jpg小学校時代の友達が初めての出産で、3ヶ月前に男の子を産んだので会いに行きました。
夏以来会ってなかったけど、玄関に入るなり「あれー髪切った?小人みたい!」と言われる。まあどっちかって言うとおおびとよりこびとだね。
出産話がすごくて大笑いしたので書きます。たいへんだったみたいでほんとは笑うことじゃないんだけど・・・(ごめん)

2009/11/19 03:27 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択
『北田卓史 絵本原画展』
長野の八ヶ岳にある小さな絵本美術館へ『北田卓史 絵本原画展』を観に行く。
kitadatakushi3.jpg新宿から高速バスで2時間半。コンビニでおむすび買って、妹と二人でぶらり日帰り旅気分。食べたり寝たり漫画読んだりしているうちに、あっという間に八ヶ岳に着く。案外近いんだなあ。
八ヶ岳のバス停に着く時間を見越して、妹がバスの中からタクシー会社に電話してくれる。北田タクシーーーじゃなくて何タクシーだっけ。陽気なベテラン運転手さんが来てくれて「俺、細い道が好きなの!」ってどんどん山道を進んで行く。「あの山知ってる?蓼科山!高さ知ってる?教えてあげようか?二号さん(2,530m)!二号さんなる?」・・・・・美術館まで歩いて10分くらいのところにある香草庵というお蕎麦屋さんで降りる。このお蕎麦屋さん、たまたまなんだけど友達のご実家です。アンティークな佇まいで落ち着く素敵なお店。ぜひ!お昼ごはんに、私はお店イチオシの鴨せいろ、妹は女性に人気のぶっかけをいただく。お蕎麦も鴨もぶっかけもすごくおいしかったです!お客さんが行列になっているのも納得。日だまりでおなかいっぱいで、このまま眠ってしまいそう。さらに別腹でそばがき善哉までいただく。これもすごくおいしい。一瞬、目的を果たしたような気分になってしまうけど、そうだ、絵を観に来たのだった。

北田卓史の絵が大好きで、そこに出てくるような人間や動物になりたいなーと思う。それはいいとしても、でも最近絵が似てきたなあと自分で気づいてなんとかしなきゃと思っていて、人にも注意されて、でも「影響されるのはしょうがないけど、そこに何か自分ならではの別の要素が加わればいいんじゃない?」っていうようなことも言われて、そっか、でもそれってなんだろなー、私って何?と思いながら、閉館まで堪能しました。
途中、館長の武井さんのギャラリートークがあってとても楽しかったです。北田さんの絵が載った何十年前かの音楽の教科書を持ってきてるお客さんがいてみんなで回し見させてもらったり、アットホームな雰囲気でした。もっとたくさん人が集まってもいいのにって思ったけど、好きな人はいるんだな。ほとんど原画を観られる機会はないし、画集も出てないので行ってよかった。
kitadatakushi2.jpg帰る前に、もう一回香草庵に寄らせてもらい、すごくおいしい珈琲と、アールグレイの手作り生チョコをいただいてしまう。暖炉があってぽかぽか。生チョコは今まで食べた生チョコの中で一番おいしかった。ぽーっとしていま自分はどこにいるのかわからなくなってくる。
帰りの高速バスも寝たりしてたらあっという間。途中、サービスエリアで10分間の休憩があったけどたこ焼きを買うので精一杯だった。新宿に着く頃、細い道好きの陽気な運転手さんから、妹の携帯に留守電が入ってたことに気づく。今朝、これからタクシーに乗せるっていうときのご丁寧な声で「えーっと、これから八ヶ岳のバス停に向かいます」そんな一日。

2009/11/09 16:25 | Comments(3) | TrackBack() | 未選択
ジブリ美術館と写真展
初めてジブリ美術館に行きました。
学生時代にここの天井画を描くバイトをしたという友達と。その友達もオープン以来初めてって。友達はほぼ徹夜明けで来て、8年ぶりに会ったけどあまり変わっていなかった。私は「相変わらずうちの弟に似てる」と言われた。
吉祥寺からとぼとぼ歩く。井の頭公園を通って20分くらい。学生時代の話や、『肝心の子供』って本の話、大滝詠一や、ルパンの髪型がどうだとか、フンデルトヴァッサーやレーシックやiPhoneの話をしながらとぼとぼ歩く。
ジブリ美術館は子供や外国人もいてけっこう混んでいた。予約制で時間ごとに入るので、列に並ぶ。友達はアニメの会社に勤めていて並んでいる間ポニョやハウルの話をしたりして、そのまま入場して、入ってすぐのところで後ろからどんどん抜かされつつ、続きを15分くらい立ち話。
天井画はちゃんと残っていた。抜け道や螺旋階段があって建物自体が楽しい。駿氏の手描きメモがそこらにぺたぺた貼ってある。
ジブリのことだけじゃなくて、アニメーションができるまでの仕組みを展示した暗い部屋があっておもしろかった。少しずつポーズを変えた18体の立体人形が円形に並べられた台があって、ストロボがたかれる中で台が回転すると動いて見えるっていうのがすごかった。動いて見えるんだろうなってわかっていても、実際目にすると思わずおお〜!と声を出してしまう。

そのあと、学生時代の先生が近くで写真展をやっていたので観に行った。
森田衣起『Cosmos60』 Art Center Ongoing
特別なカメラで撮ったらしく、ピントが合ってるところとボケてるところが不思議に混ざった写真。宇宙空間みたいな写真があって聞いたら、携帯で校舎の7号館を撮ったって。学生時代の先輩がやっているギャラリーで、カフェもあります。
久しぶりの人にたくさん会った日でした。

2009/10/28 03:35 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択
韓国
週末、母と実家のご近所仲間12人で韓国に行きました。飛行機1時間半だった。近い。韓国に精通している方がいらして貸し切りバスで移動。もう顔馴染みの人たちなので楽チン。韓国には松茸祭りっていうお祭りがあるらしく、松茸狩りをした。今年は不作ということで、12人で2本採れた。冬ソナのロケ地も行った。リスがいた。
初日の夜、怖い夢を2本見た。1本目のときに「わぁ!」と寝言を言って起きたら隣りのベッドで母が「何あんた」って言って、「あー、いま怖い夢見たよ」って答えたら、「ふーん、そういえば昼間さあ〜」って突然昼間の話をし出したので、私はまだ怖い夢の中に半分いるのにと思いつつ母についていくのに必死だった。怖い夢だったとしても、もうちょっと反芻したい。
遠くに行くと思い出すのは日本にいる人ばかりで、いろんな人が浮かんだ。でも、そういうときにこそ思い出すべき人なのに、まだ思い出していない人がいるような気がしてずっと思い出そうとしてたけど、思い出せなかった。誰だろう?私の携帯は海外では使えないのだけど、そろそろ使えるようにしようかなと思ったり思わなかったり。母はとっても楽しそうでした。私も楽しかった。


2009/10/11 02:10 | Comments(2) | TrackBack() | 未選択
柴野民三と『山ねこホテル』の世界展

ビリケンギャラリーで、柴野民三と『山ねこホテル』の世界展を観ました。
1947年に刊行された絵童話集『山ねこホテル』の復刊記念の展示。今年は柴野民三さんの生誕100年にあたる年だそうです。この絵童話集、絵は茂田井武さんで最高だし一見かわいいんだけど、話の内容がけっこう残酷でシュール(ネタバレあり→)象が熊を押し潰したり、熊が猿を押し潰したり、蛙が象を崖から落としたり。おもしろい。でも、確かに象はいじわるな象だったけど、何も落とさなくてもいいのに。でもまあしょうがないかな。ちなみに茂田井武さんは去年が生誕100年でした。図書館の児童室に来た子に向けて作ったという小冊子も展示してありました。ほんわかあったか。こんなのもらえた子がうらやましい。
復刊て最近よく目にする。復刊、再発、うれしい。過去が好き。
ビリケンですごくいい古本を買いました。お店の人がいろいろ教えてくれたり、コピーとってくれたりしました。とっても親切でした。


2009/10/02 22:47 | Comments(2) | TrackBack() | 未選択
『forme:』
ケッソクヒデキさんのイラスト展『forme:(フォルム)』に行きました。
描いてるものはきちっとしたクールで硬い建物なのに、ちょっとほんわかした体温の建物っていうか、微かに薄目を開けてじーっと見てる建物っていう感じでした。観覧車の箱?(なんていうんだろう、乗り込む箱)とか、同じものを延々と描けるのがすごい。ギャラリーtrayはカフェみたいなカウンターもあるので、アイスコーヒーを飲みながらずいぶんのんびりしてしまいました。
madocookie.jpg前に来たときここで売っていたクッキーがすごくおいしかったので、また買いました。絵にちなんで窓クッキーって。展示内容に合わせて作ってくれているらしいです。覗けて楽しい。またまたおいしかったです。たぶんまた買います。

2009/09/29 15:44 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択
『その日のまえに』
映画『その日のまえに』を観ました。
すごくおもしろかった。大林宣彦監督の作品はいくつか観てるけど、また観たくなりました。
余命あと少しのとし子が、昔住んでいた町を訪れる。
そこで出会う人たちも、死を思わせる何かを持っている。
でも泣かせるようなエピソードが続くわけじゃなくて、単なるノスタルジーでもなくて、映像が斬新でファンタジーの世界。眠い時かすごくたくさん眠った後って、こんな風かもしれない。
とし子が「いますごくいろんなことに敏感になっていて、世界が瑞々しく見える」っていうようなことを言っていたのが印象に残りました。

そういえば大学時代、一人で寝台車に乗って山口と広島に行きました。大林監督の故郷、尾道にも行って、ロケ地巡りなどをしました。

2009/09/26 15:05 | Comments(2) | TrackBack() | 未選択

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