ちょっと前のことですが、静岡の友だちのうちでお昼ごはんをご馳走になりました。
高校からの友だちだけど、ちょっと離れたところに住んでいて遊びに行くのは初めてでした。
広い広いとは聞いていただけど、本当に広くてびっくり。畑と山が広がっていて、お昼ごはんもほとんど「さっき採ってきた」という野菜ばっかり。お米やお味噌、納豆やこんにゃくまで作っているそうで、本当にどれもおいしかったです!特にお米とパクチー入りのサラダがおいしかったな。(今まで「嫌いな食べ物は?」と聞かれると「パクチー」と答えていたのですが、この春急に好きになりました。)
食べ終わったあと、畑のレモンやキンカンやブロッコリーや菜花や春菊など、たくさん収穫させてもらっておもしろかったです。
それまで都内で超多忙に働いていた友だち。あれはあれでおもしろかったけどなんだかほっとしました。
高校時代にケニアに行ってきて、「マサイ族の人が超かっこよくて」と教えてくれた友だち。
こういうところで育ったんだな〜
夏にはスイカが100個くらいできるそうなので、今から楽しみです。
横浜に住んでいる友達のうちへ頼んでおいたドレッシングをもらいに行き、お昼ごはんをご馳走になった。手作りのミートソーススパゲッティと生春巻。友達の妹も来て、3人でおしゃべり。おいしくて楽しい。金沢にいる私の妹も来れたらよかったねぇと浮かれたメールを出してみると、「体調崩して、いま仕事先の救護室で横になってるよ」とすごく辛そう。ひえ〜かわいそうに!と言いながらも、そんなときにこんな浮かれたメールが来て返事してくれるなんてたいへんだねぇ、と3人で大笑い。
最近会う人会う人に『おしん』の話をしてしまう。友達姉妹にも「いまBSでおしんが再放送されててね、7つなのに奉公に出てて・・・」30年前から世界中が知っています!って話ですが。赤いほっぺのおしんが発する山形の方言がよくって、おしんの台詞をもっと聞きたいと思わされる。1年間続くのが楽しみ。日々の暮らしの中で、けっこう上位に君臨する楽しみ…。
友達が飼っているメダカやタニシを見ながら昔のことを話していると、今がいつでここがどこなのかわからなくなってくる。私はまったく憶えてないけど、友達の記憶にあるびっくり話。
友達と私は、毎朝一緒に幼稚園に通っていました。
ある朝、友達がうちに迎えに来たとき私はまだ朝ごはんの最中で、慌てて口をもぐもぐしたままうちを飛び出たそうです。歩きながら
「このソーセージすごくおいしい!飲み込むのがもったいないよー」
と言って
「すごくおいしいからちょっとあげるよ!」
と、口の中からソーセージをちょっと出して、友達の口にえいっ
友達は(・・・普通のソーセージだなぁ)と思いながらも食べたよ、と言っていました。
いくら私が優しくてもそこそこ分別があるだろうにそこまでするかなぁ?と思うけど、でも大いにあり得る話。
「ってことは、その日、私はハミガキしないで幼稚園に行っちゃったんだね」
と言うと
「でもあの頃ってさぁ、朝ハミガキする習慣てなかったよね」
・・・ハ!そういえばそうだ!朝歯を磨くようになったのって、毎晩髪を洗うのもそうだけど、ちょっと大きくなってからだったなぁ。
お土産に、残りのミートソースと生春巻をもらいました。
駅まで、友達の妹と歩く。友達の妹が、
「最近こもってばっかりだったんだけどね、この前久しぶりにフェスに行ってさぁ。6時間くらい立ちっぱなしでいたら、なんと足がこむら返りになっちゃってね。もっと普段から動こうと思ったよ」
「運動不足になるよねぇ。あ、そうえいば私も今朝起きたら、なぜかふくらはぎが筋肉痛になっててさぁ。特に何もしなかったのになんでだろうって思ってたんだけど、そういえば昨日聴いた曲があまりに楽しくてね。そのとき座って絵を描いてたんだけど、楽しくなっちゃって立って踊らずにはいられなくなっちゃってさぁ。それだーってわかったよ。たった5分くらい動いただけなんだよ」
「えーなにその曲〜」と聴きたがってくれたので一応その曲です。単純に楽しい曲。もう踊らないけどね。
The First Class『Beach Baby』
ついでに同じく楽しくてこれも大好きです。クリスマスシーズンには、近所のホームセンターでも流れている定番曲です。
Wizzard『I Wish It Could Be Christmas Everyday』
後半(このおじさん達なんだろう)という顔をしてしぶしぶ参加させられているような子供たちがおかしい。
スーパーやドラッグストアーで売っている、よくある芳香剤。透明の玉の、詰め替えのやつ。
数ヶ月経つと小さーくなって、取り替えの時期となります。
小さくなったので取り替えようと出しておきました。
ちょっと外に置いておいたら雨が降り、次の日少し大きくなりました。
成分はよくわかりませんが、水分を吸収したみたい。
どこまで大きくなるのかコップに3つ入れておいたら、けっこう大きくなりました。
(コップの中にも1つ入っています。透明の中に透明が入って、当たり前だけど入れたら見えなくなって少しびっくりした。)
大きくなったらまた使ってもいいのかな。
触るとべとべとしています。
あと芳香剤とは関係ないけど、先日初めてヤフオクに出品をしました。
どうしても余ってしまったある物があって。
確実に売りたかったので上限を設定して出品したところ、あっという間に落札されて心躍りました。落札者から「お節介ですがもう少し高い値段でも売れますよ!」とメッセージがありました。なるほど。あれは思ってた以上に人気なんだな。もう売ることはないとは思いますが、優しい落札者でした。
高部晴市さんと成子さんご夫婦の二人展に行きました。
12月1日(土)まで銀座のGallery Bar Kajimaでやっています。
成子さんの織物を拝見したのは初めてでした。色合いや空気に晴市さんの絵と繋がるものを感じました。いつか見た景色のような夢のような、懐かしい匂いを思い出しそうな感じ・・・。
晴市さんの絵の中は異空間が広がっていて熱くなりました。70年代に描かれた絵は刺激的でかっこよかったです。
最近描かれた絵には見慣れないサインが入っていました・・・Shaun・・・なんだろう?お尋ねすると、高部さんがショーン・コネリーにちょっと似ているので、最近ある方がショーンというあだ名を付けてきた、それで俺のミドルネームはショーンてことにしてサインをしたんだ、ということでした。
そんな理由でShaun!自由だな〜 身軽だな〜
先日、母と母のお友達ご夫婦と一緒に九州へ行きました。
FDAで富士山静岡空港から福岡空港へ。福岡にも寄りたいな〜と横目で眺めつつ、初めて熊本、大分、宮崎、佐賀、長崎を回りました。
神話の里である宮崎の高千穂峡や、長崎のグラバー邸や大浦天主堂がとてもよかったです。もし高千穂峡に何百年か前にいたら、本当にここに神様がいるって思えそう。
いろいろおいしいもの、普段食べられないものを食べました。高森田楽保存会という古民家の囲炉裏で食べる郷土料理が、風情があってよかったです。熱いので、軍手をはめて焼け具合を見ながら食べました。(写真のおばちゃんは素手ですが・・・)
熊本から島原までオーシャンアローというフェリーで移動したのもよかったです。カモメの大群がフェリーについてきました。風がびゅーびゅー吹く甲板でかっぱえびせんを持って手を伸ばすと、カモメたちが手から食べました。フェリーはどんどん加速するのでついて来れるカモメはどんどん少なくなり、でも時速50kmくらいでも何羽かはついて来ました。同じ速さで飛ぶ鳥を下から見ると、カモメは空に停まっているようでした。
FDAで富士山静岡空港から福岡空港へ。福岡にも寄りたいな〜と横目で眺めつつ、初めて熊本、大分、宮崎、佐賀、長崎を回りました。
神話の里である宮崎の高千穂峡や、長崎のグラバー邸や大浦天主堂がとてもよかったです。もし高千穂峡に何百年か前にいたら、本当にここに神様がいるって思えそう。
いろいろおいしいもの、普段食べられないものを食べました。高森田楽保存会という古民家の囲炉裏で食べる郷土料理が、風情があってよかったです。熱いので、軍手をはめて焼け具合を見ながら食べました。(写真のおばちゃんは素手ですが・・・)
熊本から島原までオーシャンアローというフェリーで移動したのもよかったです。カモメの大群がフェリーについてきました。風がびゅーびゅー吹く甲板でかっぱえびせんを持って手を伸ばすと、カモメたちが手から食べました。フェリーはどんどん加速するのでついて来れるカモメはどんどん少なくなり、でも時速50kmくらいでも何羽かはついて来ました。同じ速さで飛ぶ鳥を下から見ると、カモメは空に停まっているようでした。
着いた日、絵理は21世紀美術館で仕事だったので、まみちゃんとホテルにチェックインしたあと美術館へ行きました。絵理が仕事してる間、まみちゃんと二人で美術館を回りました。いろんな展示があったのですが、木村太陽さんという方の映像作品がすごく気持ち悪くて、気持ちよくておもしろかった。鑑賞者の目の前30cmくらいの近距離に置かれたモニターから、ご本人が「…熱い…熱い」と言いながらカレーライスで顔を洗う など、目を背けたくなる映像の連続。後ろは壁なので、逃げることができないのです。でもそれが気持ち悪いんだけど気持ちいい。ルーはともかく、目の周りに広がるカレー色のご飯粒。。。快感。さらにおもしろくさせてくれたのが、たまたま隣で観ていた女の子2人組が関西の方らしく、「吉本やわ」とか「アホか」とか淡々とナイスな突っ込みをちょこちょこ入れてたのがおもしろくて、まみちゃんと(さすが関西人すごいね)とお互い目で言いながら笑いながら観ました。美術館の展示を一通り観た後もまた観たい欲に駆られてもう一度観ました。終わったあと、2回観たことを絵理に言うと「・・・ああいうの、けっこう好きだよね」と言われて、(あー。ああいうのが私はけっこう好きなのかぁ)となんとなく納得。
2日目はホテルをチェックアウトしたあと、3人で妙立寺(通称・忍者寺)へ。ここは去年も行ったのですが、仕掛けだらけのお寺ですごくおもしろい。大オススメです。そのあとは金沢の町をぶらぶら。東茶屋街の久連波(くれは)の抹茶ソフト、すごくおいしかった。窓の外は雨、私しか傘を持っていないのでのんびり雨宿り。ザ・金沢、という感じ。
近江町市場には、「ご自由にお触りください」の氷があちこちに置いてありました。毎年恒例の氷のようです。そこで食べた生牡蛎も、ほんっとにおいしかった。苦いところがおいしかった。近所にあったら頻繁に行きたくなってしまいそう。
それから、たまたまちょうどこの日に長野から絵理のところに届いたお届け物、八ヶ岳農場のアイスクリーム。これがすごかった。絵理が「これがものすごくおいしいんだよ!この蓋の小僧の絵を見るとふわ〜〜ぁって思う」というようなことを言っていましたが・・・食べたら納得、ものすごーーくおいしかったです。一口食べてスプーンを持ったまま「おーいしー!」と思わずバンザイ!乳!今までの人生の中で一番おいしいアイスクリーム!ああ、また食べたい。この日はどこにも行かずに、3人でのんびりだらだら。絵理がウクレレ弾いたと思ったら寝ちゃったり、まみちゃんとおしゃべりしたり、洗濯干したり。妹と従妹と過ごした、楽しい夏の締めくくりでした。
世田谷美術館へ『村山知義の宇宙』展を観に行きました。
今日はギャラリーTOMの副館長岩崎清さんによる講演会『在りし日の籌子を追って』がありました。籌子さんは、詩人で作家で知義さんの奥さんです。
独自の自由奔放で奇想天外なお話を作る籌子さんと、独自の不思議な絵を描く知義さん。
「独断と偏見に満ちた話です」としながらも、想像するしかないお二人の関係を感じられて、とても興味深い講演でした。
「多岐にわたる知義さんの才能の本質は童画にあると発見した籌子さんが、この人は童画の世界をきっちりしていかないと漂流していってしまうんじゃないかと考えた。そのために自分の文学の世界を抑制しても、本格的な童話作家にならないといけないと考えたんじゃないか。でも知義さん自体を生かしながらも、自分の世界も大切にしてそこで自分も生きていった」など、印象に残りました。
籌子さんの、少し離れたところから本質を見ている感じがクール。
とても興味深かったです。不思議な作品を残した不思議な二人。
今日はギャラリーTOMの副館長岩崎清さんによる講演会『在りし日の籌子を追って』がありました。籌子さんは、詩人で作家で知義さんの奥さんです。
独自の自由奔放で奇想天外なお話を作る籌子さんと、独自の不思議な絵を描く知義さん。
「独断と偏見に満ちた話です」としながらも、想像するしかないお二人の関係を感じられて、とても興味深い講演でした。
「多岐にわたる知義さんの才能の本質は童画にあると発見した籌子さんが、この人は童画の世界をきっちりしていかないと漂流していってしまうんじゃないかと考えた。そのために自分の文学の世界を抑制しても、本格的な童話作家にならないといけないと考えたんじゃないか。でも知義さん自体を生かしながらも、自分の世界も大切にしてそこで自分も生きていった」など、印象に残りました。
籌子さんの、少し離れたところから本質を見ている感じがクール。
とても興味深かったです。不思議な作品を残した不思議な二人。