コルテオ
先週の節分の日、豆もまかずにシルク・ドゥ・ソレイユの『コルテオを観てきました。公開前日の企業向けプレビューみたいな日で、チケットが余ってるというお誘い。シルク・ドゥ・ソレイユの舞台はビートルズの『LOVE』をテレビで観ただけだったのでほとんど初めてでした。
コルテオ、誤解してました。すっごくよかった。だってCMで流れてるのって、鉄棒でたくさんの人がくるくる回ったりぴょんぴょん跳ねたり、オリンピックの延長で体力勝負ショーってイメージだったのです。でもそれだけじゃなかったです。
もちろん、鉄棒くるくるもものすごいし、シャンデリアにぶら下がりながら一歩間違えれば衝突して落ちるなってタイミングで美女たちが絡み合ったり、こんなことができる人がいるんだとすごく驚きました。あまりにすごくて笑ってしまう。目の前でやってる人を観るのと画面を通して観るのとここまで違うのかって思うくらい違いました。いまCM観ても感動はない。
一応簡単なストーリーがあって、知ってから観てもまったく影響はないと思うのですが、一応分けて書きます↓
 「僕は夢を見ていた。僕は死んで、横たわったベッドの周りに仲間たちが集まっている夢だった。」というようなナレーションから始まりました。僕というのは主人公のクラウン、マウル。夢だとわかっているから目を開ければいいんだけど、サーカスの仲間たちが楽しそうに遊んでいるのでこのままもう少し眠っていることにする。「え?これって大人向け?」とびっくりしました。
結局マウロは目を開けずにそのまま死んで、最後は自転車を漕いで天に昇っていく。全部が死ぬ直前に見た夢。

サーカスって響き自体が、既にどこか物悲しい雰囲気を感じさせます。光を遮った幕の中だけの秘密の異空間。教会のパイプオルガンやジプシーのフラメンコなど、劇中の音楽がその雰囲気をすごく盛り上げました。CMでもテーマソングを使わずにナレーションもかぶせずにそのまま流せばいいのにと思う。
大きい風船に吊られた小人の女の人がふわふわ観客の上に降りて来て「アシヲ〜ユックリ〜オシテ!」と日本語で叫ぶ。小人の人だから甲高い声の片言日本語でかわいい。観客が降りて来た足を上へ押すと、またふわりと上がっては落ちての繰り返しで、私も押したいもしくは押されたいと思う。
introduce_img13.jpg 前足と後ろ足に一人ずつ入った着ぐるみの馬がコミカルに小人の男性と踊る。男性は馬にまたがって舞台から出て行くけど、別のシーンでは馬の頭だけが戻ってきて床で踊ってた。それから天井からぶら下がったかわいい女の子たち。何かふにゃっとしたものをばらまいてると思ったら、毛の抜けたニワトリだった。派手なアクロバットにばかり目がいくけど、よく見ると気持ち悪い部分が多い。気持ち悪いけど気持ちいい。悪趣味、というのではなく、こういうのなんて言うんだろう、寺山修司や『ダンボ』のピンクの象のシーンを思い出す。物悲しい音楽の中でグロテスクな感じが相まって、それが死ぬ直前に見ている夢というのが、なんと言うかとてもよかったです。それから体は大人、心は少年に戻ったマウロが4人くらいの天使たちとボール遊びをしていて、天使たちが投げ合うボールを楽しそうに追いかけるシーン。「クスクス・・・」「キャッ・・」というような天使たちのキラキラした笑い声がかぶさって、ただそれだけなのになぜか泣けて、なぜこれががいいのか自分でもはっきりとはわからず不思議でした。いつかこんな夢を見たような。
帰り道、そういえば豆まかなかったなあと思ってコンビニに寄ると、節分コーナーがひな祭りコーナ−に変わっててショックでした。あの豆まきの豆の香ばしい味は、ときどき食べたくなります。

2009/02/13 18:36 | Comments(2) | TrackBack(0) | 未選択

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コメント

コルテオ、見に行ってきたんだぁ
サーカスって、すごい進化してるんだなぁって
シルク・ドゥ・ソレイユで私も体感したよぉ。
音響とか衣装とか舞台装置とか、もちろん人間の技も
間近でみると違うよね
また話きかせてね。

豆、私も今年は食べてないなぁ。
posted by mako at 2009/02/13 23:05 [ コメントを修正する ]
ZED
makoは『ZED』ってやつを観たんだよね。
いまサイトを見たらコルテオとは雰囲気が違うけど
これもおもしろそう!くちばしの長い鳥人間みたいなのがいるね。
やっぱりちょっと不気味なキャラが多いね。
でも一番いい席で18000円て高いね〜
あれだけたくさんの人が出て、音響も照明も装置もすごくてってなると
仕方ないのかもしれないけど。
posted by 茶こし at 2009/02/14 04:49 [ コメントを修正する ]

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