公園日記
桜を見ておきたくなり近くの公園に散歩。中学校の隣りにある広くて新しい公園。
 ベンチに座って桜を眺めていた。ほとんど人はいなくて、遠くのベンチでおばちゃんが一人、何か食べている。あとは3歳くらいのぽちゃっと丸い女の子と、細いパンツのオシャレなお母さん。よく見ると外国の人。(フィリピンかな?)滑り台を交互に滑って楽しそう。女の子はハーフみたい。
遠くにいたおばちゃんは何かを食べ終わったらしく、水道でハミガキを始めた。ホームレスには見えなかったので(ここでハミガキ!)とちょっとびっくり。ついでに中学校も終わったらしく、中学生がぞろぞろ公園の横を通り過ぎて行った。男子が4人公園に寄り道。4つあるブランコを立ち漕ぎ。意味もなく大声で笑う、という遊びが流行ってるらしく、漕ぎながらゲラゲラアーハッハッハ笑っている。
風が吹いて花びらが舞っていた。女の子は私の目の前の砂場で、掘ったり集めたりしていた。しばらくしてオシャレママが「もう帰ろう。ママ、うちでやることがあるから」って。女の子はけっこう粘ったし、ママもけっこう待ったけど、ついに帰る時間が来たらしく女の子はママチャリの後ろの椅子に乗った。ママに抱えて乗せてもらうんじゃなくて、自分でママのサドルによじ上り、そこから自分の席に移動した。(やるな)と思って見ていた。自転車が離れていく瞬間、女の子が振り返ったので反射的に一瞬だけささっと手を振ると、女の子も無表情のまま一瞬だけ手を振った。自転車は公園の外の信号で止まり、女の子は木に隠れて見えなくなった。青になって自転車が横断歩道を渡り始めると、女の子はこっちを見ていて手を振ってきたので私も振った。また木で隠れて、最後にまた見えた。今度は腕を伸ばして手の平だけくるくるって回すかんじで振ってきたので、また私も振った。
sakuranoko.jpg気づくと、ブランコ男子は3人になっていた。おばあさんが2人歩いてきて隣りのベンチに座った。私の足下を見て、1人が「あら、じょうずに描けて」と言って、もう1人が「目と鼻が桜になってて」と言って、たばこを吸い始めた。「いえいえ暇つぶしです」というかんじで公園を出た。信号で振り返るとベンチにおばあさんが2人。さっきの女の子、こんな風に見たのかなと思った。私が座っていたベンチの方が桜に近いからおばあさんたちは移動すればいいけど、でも足下の女の子を話題にするのも面倒だろうし、そっちのベンチでいいのかな、と思いました。

2010/04/09 14:27 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<おいなりさんぽい | HOME | あとさき塾>>