『コドモノクニ』は、大正から昭和初期まで刊行された、子どものための絵雑誌。復刻版はいくつか持っていたけど、当時の雑誌がずらりと取り囲んでいて興奮した。この世界がすごく好き。
かわいいだけじゃなくて(むしろかわいくない絵もけっこうある)そこについているテキストがまた最高。「なんでこんなことをわざわざ絵にしたの?」っていうようなシュールな場面も多い。例えば小林純一・文、河野鷹思・画【リュックサックよ】。兄さんと山登りに行ってきたリュックサックに向かって、行けなかった弟が
「リュックサックよ、
カーキいろの
ごはごはしている リュックサックよ、
ぼくには行けない たかい山へ
兄さんと行ってきた リュックサックよ。(続く)」
と、来年は自分と一緒に行こうと呼びかけてる一枚絵+文。絵も暗っぽいし、自分の世界に入っちゃっているかんじが好きで、にやにやしてしまった。
今の子どもが読んだらどう思うかな。「なにこれ、よくわからない」って言われるかな。でも何人かはおもしろがるかな。思い返すと私も妹も、独特な雰囲気とか言葉遣いの絵本って、こわいけどおもしろがってたと思う。
美術館を出たあと、観音崎灯台まで歩いて15分、とあったので、ちょっとめんどくさいなーと思いながらも行ってみることにする。汗だくで海岸沿いを歩くと、海水浴の家族連れや高校生男女がたくさん。こういうところに住んでいたら泳ぐよなあ。灯台にはピンクのTシャツに真っ黒に日焼けした受付のおばちゃんがいるだけで、一人貸し切り。上がると千葉まで見えた。
灯台って、ちょっと切ない雰囲気を感じる。真っ白だし、一人で海に立っているイメージだからかな。バトルロワイヤルの中で、灯台に隠れるシーンがあったようななかったような。記念スタンプを押して帰ろうとすると、おばちゃんに「スタンプ集めてるの?」と聞かれて、奥から別デザインのスタンプを2個持って来てくれた。盗まれちゃうから、普段は出していないらしいです。
「リュックサックよ、
カーキいろの
ごはごはしている リュックサックよ、
ぼくには行けない たかい山へ
兄さんと行ってきた リュックサックよ。(続く)」
と、来年は自分と一緒に行こうと呼びかけてる一枚絵+文。絵も暗っぽいし、自分の世界に入っちゃっているかんじが好きで、にやにやしてしまった。
今の子どもが読んだらどう思うかな。「なにこれ、よくわからない」って言われるかな。でも何人かはおもしろがるかな。思い返すと私も妹も、独特な雰囲気とか言葉遣いの絵本って、こわいけどおもしろがってたと思う。
灯台って、ちょっと切ない雰囲気を感じる。真っ白だし、一人で海に立っているイメージだからかな。バトルロワイヤルの中で、灯台に隠れるシーンがあったようななかったような。記念スタンプを押して帰ろうとすると、おばちゃんに「スタンプ集めてるの?」と聞かれて、奥から別デザインのスタンプを2個持って来てくれた。盗まれちゃうから、普段は出していないらしいです。
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