年越し
2014年が明けました。
去年の大晦日のお昼、友達とピザを食べていているときに飛び込んできた大瀧詠一さんの訃報。数分前、友達との待ち合わせ場所に向かいながらiPodで聴いていたのは『GO!GO!NIAGARA』でした。今年最後に何がいいかな、そうだ、喋っている声が聴きたいなと思って。
(知り合いでもないのに“さん”付けで呼ぶのはおかしいと言われるのですが…それもわかるのですが、今回は見逃してください。)

あーあ。本当に残念で寂しい。
まだまだいろいろなお話をお聞きしたかったです。
きっと会う(見る)ことはないし、それでいいと思っていたけど…遠くからちらっとでもいいのでお姿拝見してみたかったです。

私なんかがえらそうなことは言えませんが、作品からなんとなく感じるイメージ・・・
長い流れがあって、今あるものはたままた出現しているその中のほんの小さな一粒。未来への流れの中でやがて消えてなくなるもの。
でもそこには営みがあり、原因が結果に繋がって、その結果がまた次の結果に繋がって・・・たまたまの繋がりだけど、そういう中にときどきある必然のような不思議な出会い・・・

311の10日後の3月21日、まだ緊張が続く中ラジオで聞いた『今日は一日“大滝詠一”三昧』は、なぜ好きなのかを改めて思い知らせてくれました。
大瀧さんの音楽はあったか〜くて楽しくてユーモアが溢れていて、それですごく優しくて、世の中っておもしろいことがいっぱいあるヨと思わせてくれる世界。
あのとき私は思わず大好きな「針切り男」をリクエストしてしまったのですが、歌詞に地震のことがあって、採用されるわけないじゃんと後から思いました。でも明るく前向きで大好きな一曲です(^_^) 何かをがんばるゾ〜というときは、サビの「♪はりきりボ〜イ はりきりボ〜イ」を「♪はりきりガ〜ル はりきりガ〜ル」と替え歌にして口ずさんでいました。

それから声。というより、実は、まずは声なんですが。
よーし寝るぞ!というときには『EACH TIME』で「ガラス壜の中の船」から聴くか、もしくは『A LONG VACATION』で「スピーチ・バルーン」から聴くと、あっという間に眠ってしまいます。うっとり。くらくら。一番のくらくらは、はっぴいえんど3枚目のアルバム『HAPPY END』に入っている「外はいい天気」の出だしの「・・・アア♪」かな?

これまでの曲やラジオ番組は聴けるけど。
これからも新鮮な驚きを教えて欲しかった。導いて欲しかったです。

ありがとうございました。

元日に新聞に載るのが大瀧さんらしいです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
 







2014/01/05 04:39 | Comments(0) | 未選択

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