今年の6月のことですが、『医療的ケアと共に… 〜ひとりひとりの成長を願って〜』という市の冊子の挿絵を描かせていただきました。最近になって、表紙の絵も中の絵もちょっと描き足したくなってちょこちょこ描き足しました。
元日の夕方、大変なことが起こってしまいました。
金沢市に住んでいる妹家族はちょうど実家の静岡県に車で入った頃で、金沢の家も大きな被害はありませんでした。被害に遭われた方々、悲しい出来事に直面してしまった方々に、心からお見舞い申し上げます。
金沢市に住んでいる妹家族はちょうど実家の静岡県に車で入った頃で、金沢の家も大きな被害はありませんでした。被害に遭われた方々、悲しい出来事に直面してしまった方々に、心からお見舞い申し上げます。
鈴木出版の月刊絵本「こどものくに」たんぽぽ版11月号『おちば』(文/高部晴市さん)の絵を描かせていただきました。(「こどものくに」は直接幼稚園などにお届けされる本で書店には置いておりません。)
ぱらぱらぱらりん ぱらりんりん
ぱらりんぱらぱら ぱらりんりん
かさこそこしょこしょ ぱらりんりん
そぉっとそっと ぱらぱらりん
そんなリズムに乗りながら、サルがおちばの山にもぐったり、リスが葉っぱをそりのようにしてすべったり、ミミズやミノムシもちょこちょこ出てきたりと、楽しい絵本です。赤や黄色に染まっていく葉っぱを拾ったり放ったりしながら、いっしょにお楽しみいただけたらうれしいです。
https://suzuki-syuppan.com/
『おちば』の文章が高部さんから封筒で送られてきたとき、【うさぎは茶色でおねがいします。】と添えられていて、うん確かに茶色の方がいいと私も思ったので茶色にしました。『おちば』は2021年度の『ゆきだるま』より先に文章を送っていただいていたのですが、いろいろな都合で『おちば』の方があとになりました。
だいぶ前に描いた、「こどものくに」の紹介用の冊子に載せていただいた『おちば』のイメージイラストです。
先週の午後、高部さんと御茶ノ水の喫茶店でお会いしました。高部さんはここに来る前にひとつ打ち合わせを終えて、お昼を食べて、神保町の古書店街でやっていた古本市を覗いてから来た…ということでした。「何か買ったんですか?」と聞くと、コレ、と鞄から、杉浦茂の古い漫画を出して見せてくれました。本屋さんの店先で「杉浦茂ある?」と聞くと出してくれたので買った、ということでした。高部さんが子どもの頃はクラスの中に杉浦茂派と手塚治虫派がいたとか…。それから、いろいろ構想中の話を聞く中で(高部さんは常に構想中の話が頭の中にいくつもあって、いつもすごいなと思わされます…)、何か宮沢賢治を思い起こさせるところがあったので、アッ!と思って聞いてみると(高部さんの以前の絵本『サーカス』の中にも宮沢賢治の童話に通じる人物が出てくるので、前々から気になっていていつかそのことについて聞いてみようと思っていました)、小学校のときに白黒の映画で観た『風の又三郎』が強く印象に残っていて忘れられない…ということでびっくりしました。その白黒映画は私も以前から気になっている映画でした。又三郎役の子が独特の雰囲気がある子で、少し怖いような感じもする映画…。小学校のときに観た切り、という高部さんは、有名な一節「どっどど どどうと どどうと どどう」のところで、主人公の三郎は喋るのではなくにこんな風に歌うようにしていたと言って歌ってくれて、私もタイムスリップして白黒のスクリーンの中に入っているような気持ちになりました。
新美南吉が今年生誕110年で、昨年、記念のロゴマークを新美南吉記念館が募集していたので応募してみたところ落選しました。出来上がったときはいいかなと思っていましたが、今見ると、確かに足りないものがあるなと感じます。
ぱらぱらぱらりん ぱらりんりん
ぱらりんぱらぱら ぱらりんりん
かさこそこしょこしょ ぱらりんりん
そぉっとそっと ぱらぱらりん
そんなリズムに乗りながら、サルがおちばの山にもぐったり、リスが葉っぱをそりのようにしてすべったり、ミミズやミノムシもちょこちょこ出てきたりと、楽しい絵本です。赤や黄色に染まっていく葉っぱを拾ったり放ったりしながら、いっしょにお楽しみいただけたらうれしいです。
https://suzuki-syuppan.com/
『おちば』の文章が高部さんから封筒で送られてきたとき、【うさぎは茶色でおねがいします。】と添えられていて、うん確かに茶色の方がいいと私も思ったので茶色にしました。『おちば』は2021年度の『ゆきだるま』より先に文章を送っていただいていたのですが、いろいろな都合で『おちば』の方があとになりました。
だいぶ前に描いた、「こどものくに」の紹介用の冊子に載せていただいた『おちば』のイメージイラストです。
先週の午後、高部さんと御茶ノ水の喫茶店でお会いしました。高部さんはここに来る前にひとつ打ち合わせを終えて、お昼を食べて、神保町の古書店街でやっていた古本市を覗いてから来た…ということでした。「何か買ったんですか?」と聞くと、コレ、と鞄から、杉浦茂の古い漫画を出して見せてくれました。本屋さんの店先で「杉浦茂ある?」と聞くと出してくれたので買った、ということでした。高部さんが子どもの頃はクラスの中に杉浦茂派と手塚治虫派がいたとか…。それから、いろいろ構想中の話を聞く中で(高部さんは常に構想中の話が頭の中にいくつもあって、いつもすごいなと思わされます…)、何か宮沢賢治を思い起こさせるところがあったので、アッ!と思って聞いてみると(高部さんの以前の絵本『サーカス』の中にも宮沢賢治の童話に通じる人物が出てくるので、前々から気になっていていつかそのことについて聞いてみようと思っていました)、小学校のときに白黒の映画で観た『風の又三郎』が強く印象に残っていて忘れられない…ということでびっくりしました。その白黒映画は私も以前から気になっている映画でした。又三郎役の子が独特の雰囲気がある子で、少し怖いような感じもする映画…。小学校のときに観た切り、という高部さんは、有名な一節「どっどど どどうと どどうと どどう」のところで、主人公の三郎は喋るのではなくにこんな風に歌うようにしていたと言って歌ってくれて、私もタイムスリップして白黒のスクリーンの中に入っているような気持ちになりました。
新美南吉が今年生誕110年で、昨年、記念のロゴマークを新美南吉記念館が募集していたので応募してみたところ落選しました。出来上がったときはいいかなと思っていましたが、今見ると、確かに足りないものがあるなと感じます。
月刊絵本『プール』『ゆきだるま』で文章を書いてくださった絵本作家の高部晴市さんから新しくできた本を送っていただきました。『あかいボール』の中国語版『小紅玉』と『イチからつくるラーメン』。どちらも高部さんワールドが詰まっていておもしろかったです。
高部さんの奥様は織り物作家さんで機織り教室を開いていらっしゃるのですが、昨年の12月、ご自宅にある“ふき工房”で織り物展示会があり初めてお伺いしました。大きな織機がありとても興味深かったです。桜や小鮒草などで草木染めしたウールやシルクを織って制作されていました。たくさん並んだマフラーやタペストリーはどれも手に取ると柔らかく、暖かみがあり素敵でした。お孫ちゃんの作品もかわいかった。そのあと高部さんの仕事場も拝見しました。ガリ版の謄写版やインクを見せていただきこちらもおもしろかったです。そのときは夕方で、ちょうど大きな窓から夕日が差し込み部屋全体がオレンジ色に染まり良い雰囲気でした。
高部さんの奥様は織り物作家さんで機織り教室を開いていらっしゃるのですが、昨年の12月、ご自宅にある“ふき工房”で織り物展示会があり初めてお伺いしました。大きな織機がありとても興味深かったです。桜や小鮒草などで草木染めしたウールやシルクを織って制作されていました。たくさん並んだマフラーやタペストリーはどれも手に取ると柔らかく、暖かみがあり素敵でした。お孫ちゃんの作品もかわいかった。そのあと高部さんの仕事場も拝見しました。ガリ版の謄写版やインクを見せていただきこちらもおもしろかったです。そのときは夕方で、ちょうど大きな窓から夕日が差し込み部屋全体がオレンジ色に染まり良い雰囲気でした。